Time(マリウス卒業によせて)
とんでもない5日間だった。
めちゃくちゃ楽しく、悲しく、海のように泣き、晴れの日の縁側にいるように心を干してあたためるような、矛盾した美しさの、思い出せば何度でもいちどから頑張れる気がするような、消えない誇りを手に入れた期間だった。
2022年12月31日にSexy Zoneのマリウス葉くんが芸能界を引退、グループを卒業した。
発表は5日前の12月27日で、突然のことだったけれど、お休み期間に入ったのはもうだいぶ前だったので、覚悟、は出来てなかったけど、構えのポーズは取れていた。
ファンクラブからメールが来たとき、たまたまベッドでだらだらスマホ見ていて、飛び起きてすぐマリウスからの文章を読んだ。
特に最後のメンバーへのメッセージが名文
そしてすぐファンクラブ用の動画も観たのだが…
もう泣き笑いである。はじめは緊張感の中でマリウスが懸命に言葉をつなぐのをメンバーが見守る中、静かな曲(マリウスソロ曲「all this time」のインスト的な)が流れていたのに、インスタやりまーす!!!イエーーーーー!ってなってからは音楽が急に明るくなる(ソロ曲「ダンケシェーン」)のもクスってなったし、一番好きだったのは
(旅行中にインスタライブもやりたいねという流れで)
風磨「SNSといえば中島さんが…最強のSNSプレイヤーいますから」
健人「月曜から金曜は夜の21時からで土日はよるの18時がいいんだよね(👉🏻早口指差しキメ顔)」
のケンティーの流暢さ。ここで声出して笑って、ワンテンポ後にマジでわんわん泣いた(笑)。
(今文字起こししようとして12/27ぶりに見たらまたわんわん泣いた。(笑)全員にファンクラブに入会して見てほしい。笑えるところも含めて、メンバー全員の言葉の選び方が本当に完璧な隙の無いご報告動画です。)
そのあとすぐインスタが始まり、怒涛の更新が始まった。
12/25のMCでは4人でやったと話していた、12/24の大阪のホテルでのクリスマスパーティー、それだけで最高だったのに、実はマリウスもいたんだよー!という、もう最高に喜ばしいこの写真が最初の投稿
上記のファンクラブ動画では、久々に見たのもあってまず「マリなんかでかい!」ってなったし(笑)、ひさびさで緊張していただろうから他のセクシー(Sexy Zoneにおいてはメンバーのことをセクシーと呼びます)と少しなじまないような、違う空気がしたけど、最初のゲリラインスタライブではすでにものすごく自然にワイワイしていたので、こちらもめちゃくちゃ自然に楽しく見てしまった。
5人全員、絶対に申し訳なさそうにしたり、未練を見せたりせずに、楽しく過ごすって固く決めてたと思う。ほんとに時間をかけて何回も話し合ったそうなので、全員ちゃんと納得していることだったからこその空気だったのだろう。そこにあるのは「これこれ」って思う愉快なSexy Zoneの姿たちだった。
これこれー!
とはいえ、Twitterでファンの言葉を読んでは泣き、マリウスの公式コメントを読み返しては泣き、曲を聴いては泣き、インスタを見ては泣き、をエンドレスの5日間だった。
公共の場でも職場でも、とめどなく涙が溢れて驚いた(笑)いや、こんな泣ける?
風磨「お前ら、泣きすぎ」聡マリ「いや、あなたよw」健人「めちゃくちゃ泣いてたなぁ〜」勝利「たぶん1番よ」
わたしはこんなにSexy Zoneのことが好きになってたんだ。
アイドルってのは、こんなに心が側に在れるんだなあと、ちょっと怖いくらいに感じている。アイドルというよりSexy Zoneがそういう体質だなと思う。今までの言動を通した信頼の積み重ねがあるからこそこんな夢のような時間を持てた。
5人が「5人であること」の強さを知っていて、ファン以上に望んで願って祈っていたのも本当だし、けど「ひとりひとりが幸せであること」を何より大事に考えていたのもまた本当で、それは聡ちゃんが休んでいる時からみんな言ってたし、一貫していた。だからこちらも何も言うことなし。浸らせてくれた。
アイドルの美しさひとつの形をこんなに清らかに提示してくれるとは誰も思わない。5人の聡明な優しさがこれ以上ない形で出ていたな。ちっさい頃にデビューしたくせに、へたに荒れず、淘汰されず、馬鹿真面目にグループや仕事に向き合ってきた5人みんなが報われていた。
最後のステージをカウコンにしたのも、全国の皆さんに届くように、ということだったのがまたSexy Zoneらしくて嬉しかった。インスタもそういう意図だと思うけども、ファンクラブ内配信とかじゃない開けたところで終着としたのがすごく爽快だった。
勝利くんがラジオで言っていたように、今いる場所は終着駅であり、出発駅だから!
このブログを書いたのは、勝利くんのラジオを聴いたからである。メンバー全員自分の言葉を持っている人達だけれど、なによりセンターの勝利くんの言葉が一番強い。それがセクゾの強さになっている。
そういえばわたしがセクゾをいいなあ~と思ってるくらいの時に、応援しよって気持ちが決まったのも勝利くんのラジオが決め手。(2018年キンプリデビューのときに親友の岸君について「あいつが死ぬ気で頑張ってたの知ってるからさ…」って静かに話していたやつ)
そのうち書き起こししようかな。
5人でのドーム無観客ライブと5人旅はFC配信になるらしい。置き土産までくれて、本当に手厚いアイドルだ。
そういうわけで…マリちゃんを見送った翌日、大阪までKinKi Kidsの光一くんバースデー公演に行ってきたのだけれども。(助かったなあ。ライブがあって)
この曲がもうえらい染みたので今回の記事タイトルはそこからもらった。
「Amazing Love」も、今聴くとセクゾじゃないか……と思ったけど。
この5日間はまさにまさに”Magic Time”だったなあとも、思うんだけれど。
この5日間が終わっても、これからも5人を含めみんなの時間、「Time」は続いていく。それが寂しいけど、だからこそ、いつかまたこんな魔法みたいな時間は訪れる。
そういう確信、そういう未来を夢に見ているし。
そして、「Magic Time」みたいに綺麗な色じゃない、ふつうの景色の時間も大切で、それこそが振り返れば「Magic Time」なんだって、すべてが「Forever gold」なんだって、知れたから。
だから、これから過ごしていくどんな時間も愛することにしたい!
そういう意味を込めて、タイトルをシンプルに「Time」にした次第でした。
なにより実際KinKi Kidsの「Time」の歌詞は、今の私の気持ちこれだ~と思った曲であった。この期間で確実に、わたしのセクゾへの愛は変わった。
キンキコンの感想も書くぞ〜。そしてセクゾドームコンの感想も!
ああ本当に、夢みたいな時間だった。この時間を忘れない。
あの時から 信じることの強さを知り
あの時から 怖れずに君を愛して
新しい世界へ 歩いていくんだ
ずっとずっと一緒に
愛してる
社会問題に関心があって、自分ごととして捉えることができて、手助けになりたいっていうマリちゃんだからわたしは大好きだし、いつも誇らしかった。
わたしも常に政治問題や人権問題や、そういうものを学んでいきたいし、何かやりたいと思ってるし、より思ったし、マリちゃんなら本当にそれが出来ると思ってるし、だからこの卒業は、とっても嬉しい。
そしてそれとアイドルを両立できる日本じゃなくて悔しいよ。
でも出来ることから一歩ずつやってくしかない。
それでまた道が交わる時まで!
いってらっしゃい!また会おう🧡