帆を張れ

心を逸らせるブログ

年中行事にしたい(KinKi Kids 「24451〜The Story of Us〜」を観に行った)

 

KinKi Kidsに会えたぞ〜

2023年1月1日、KinKi Kidsのライブを観に行った。カウコンでマリちゃんを見送った翌日。あんまり眠れず、案の定寝坊、飛行機を一本遅らせて大阪へ到着。

 キョロキョロしながら最寄りの駅から京セラドームへ向かう。お客さんの年齢層が幅広いと思った。キンキと同世代だけでなく、10代も30代もいる。オカン世代の人たちは、韓流好きのお姉様たちとはまた違う雰囲気で、落ち着いている。アイドルのファン、というより、いち人間って感じがした。

 お気に入りのつよしくんプロデュースのベレー帽が何人かの人とお揃いになってしまっていて、そらそうか、と思いながらもちょっと気恥ずかしい。

 入場を待つ列で、後ろの人たちが「明日は誰と行くん?」「○○だよ〜」と話していて、毎年の恒例行事になっているのだろうか。

 

 終わってみると、たしかにわたしも今後、毎年来たい!!思ってしまった。ぜひわたしの中での恒例行事にしたいと。正月でも人が集まる理由がわかる。漫談も楽しかったし、弦楽器も上手だったし、歌謡も舞踊も良かったね。みたいな。寄席みたい。「芸者の娯楽を見る」シンプルな面白さがあった。

 特にトークの繋ぎ方のうまさに感動した。(笑)くだらない話をえんえんと喋ってるのに、楽しそうでよかった。楽しそうだからこちらも楽しいんだろう。だいたいが与太話。無駄なことに時間を使うことに価値を持たせてる感じは、キンキがいつも漂わせているリッチさに通ずるのかも。アドリブで話してるのになんとなくまとめるのもうまい。

 とはいえ、始まって2人を見て最初に感じたのは「うわー!KinKi Kidsやー!!!」というミーハーな浮つきだった。なんせ相当昔から知っているから…いる!いま、わたしははじめてKinKi Kidsを見に来てる!っていう子供みたいな感動を味わえた。

 

 

「かっこいい人」最上級がそこに

 そしてやはりとても美しかった。フロートと呼ばれていたかな?トロッコのようなものでアリーナの外周をぐるりと回ってくれたのだが、たまたまほぼ私の視線の直線上でフロートが止まり、間近でじーっと2人を見ることができた。時間にしたら1分くらいな気がするけど、永遠を感じた瞬間であった。背景がぼやけて白んでいき、ふたりの姿はくっきりと見えるのに、とてつもなく眩しくて、じわじわと胸の縁が焼かれるようだった。

 光一くんは昭和体型というのは嘘で、いやある意味そうで、90年代的の少年マンガのキャラみたいなフィクションの体してる。シルエットがまじで剛くんの言う通りフィギュアじみていた。顔はもちろん、トータルとしての姿がかっこよかった。つねづねSMAPもそうだったなと思うが、テレビで見慣れて、キャラクター化しすぎて、いつのまにかアイドルを「そういうデザインの物体」として見ていているところがある。そもそもかっこいいということがついつい抜けてしまってるのだ。で、改めて、光一くんってまじどないな顔してんねん。なんて綺麗なんだ。なんでおじさんになってもずっとそんなに綺麗を保っているんだ。ゴールデンタイムに寝てないのに。

 あと頑なに誰とも目を合わせようとしてないようすがおもしろかった。

 剛くんとは目が合ったと思う。(笑)生剛くんはすごく「きれい」だった。剛くんは歳を取っても剛くんの基礎的な美しさを失わないんだな。マツコも言ってたけど、どうしてもきれいだわ。

 テレビや雑誌で見る以上にお顔が可愛くてチャーミングできれいだった。わたしが単に剛くんの顔が好きだからなのか。なんのマジックなのか。ずっと眺めていられると思った。素晴らしい時間だった。

 …MCを褒めすぎてしまったかもしれない。この2人のルックの良さがMCのくだらなさを許しているのも大いにある。

 

歌と舞

  歌唱は剛くんを見ていると音が取りづらそうな瞬間が結構感じられて、心配性なのでハラハラしてしまった。それほど大変なことをしているんだなあ、症状と闘っているんだなあと想像する。でも一度も音を外してたりはしないから、めちゃくちゃプロでかっこいい。そのプライドに、剛くんてやっぱすごいな。とひしひし感じる。

 

 ダンスは光一くんのダンスが遠くから見ても鮮やかで印象に残った。光一くんはトークもダンスも何もかも理路整然とさせて「見られてる」ことにすごく重点が置く人な気がする。万人に伝わることを前提にしてるっていうか。頭いい人だし、それを第一優先にしてる(ようにわたしは感じる)のがすごい良いなと思う。もちろん、いつもそうではなく、周りを置き去りにして剛に構いすぎな時(笑)とか、語りたく無いこともあるように思うけど。

 

 好きだったパフォーマンスは、まず最初の曲『The Story Of Us』。まずは赤と青の光の映像と声だけで始まるのが良かったな。

 そして『lOve in the Φ』はセトリ入りしてると知ってから初めて聴いたのだがとても好きだった。歌詞の不可解な感じもいいし、サビでレーザーライト?が上げた腕をリズムに合わせて下ろす振り付けと連動してるのがめちゃくちゃよかった!

 あとはやっぱり『KinKi Kids forever』は聴きたかったから入っていてうれしい。聴けてラッキーだ。今これを歌うことにも何かただならないものがあると感じたりして。「君らしくない君のための力になりたいな」というシンプルで沁みる日本語バージョンが好きなんだけど、英語でもまあ良かったよ。タイトルにグループ名つくのってどこか可愛くて好きだ。(最近だと、『Run BTS』とか。この文化、なくならないでほしい)

 曲が単純に1番好きだと思ったのはやっぱり『Kissからはじまるミステリー』だった。音にときめいた。

 

イチャイチャMC集

 その他、MCで記憶に強く残っている点も書いておこ。ニュアンスですが…

・MCが押しており、次の曲に行こうとしてダンサーもスタンバイしているのに「思い出したんだけど!」とわざと話し続ける光一に対して、やれやれという感じの剛くん。怒る?と思ったら

剛「じゃあ一回ギター置くわ」

このダブルボケスタイル

 

・じゃけんポンGOにハマる2人、光一にもう一回!と言われて

剛「じゃけんポンコーン🦊(きつねの手)」

これはかなり剛くんらしいボケのように思う。お気に入り。

光一「ええ〜ちゃんとやりたかった〜」

 

・紅白の話題の中で、純烈が並んで歩いているのを見た剛くん

剛「純烈が順列なってる…と思っちゃって」

剛くんの脳みそ面白いなあと思う。この時の純烈の真似をして列になってテクテク歩いてる剛くんすごいかわいかった。まじで剛くんかわいい。アニメみたい。純烈が歩いてるの、わたしには見えた。

光一「ちゃうやろ純烈のレツってにゃにゃにゃあるやつやろ」

“烈”の下の四つの点を“にゃにゃにゃ”と言う光一

 

・ライブ最初のお言葉

剛「今日のパーティー楽しみましょう!」

ライブのことパーティーて言うんだ?と思ったら光一の誕生日パーティーという意味だった。

 

・ライブ最後のお言葉

剛「(挨拶の中で急になんか早口で話したが聞き取れず)」

あとでTwitterでレポを確認したら、「光一くんの誕生日の余韻を味わってください」みたいなことを言っていたらしい。

 

まとめ

 こんなに楽しかったな〜って満足するライブもそうそうないなと思った。この時間が永遠に続いて欲しいと思いながら観ていた。また行きたいけど、毎年東京か大阪に行けるかなあ…。ツアーしてくれたらいいけどなあ…。

 

 先日のキンキ沼落ちの記事で「生で見たら自分はいったい何を感じるか期待してる」ということを書いたけど、なんだろうか…「最高!」と感じた(笑)シンプルだった。

 これからも熱冷めやらぬ、夢からも醒めやらぬKinKi Kidsを、追っていこうと思う。